富士山芸術祭2022参加
まささんの展覧会日記
2021年の展覧会
2021年10月21日(木)〜10月24日(日)
1 1:00~17:00 (入場は16:00まで)
山中湖文学の森公園内
古民家風生庵 旧尋常高等小学校
入場料 500円 (65才以上、学生は無料)
主催 一般社団法人ARTJAPAN和SOCIETY
(油彩) 1961 甲府市生まれ (本名、隆) 1983 東京造形大学絵画科卒 1998 中央美術協会展に初出品 2009 中央美術協会賞受賞 2010 上野の森大賞展出品 損保ジャパン美術財団奨励賞受賞 2012 損保ジャパン美術財団選抜奨励展出品 立川たましんギャラリーにて個展 2019 それぞれの心象展(東京都美術館) 現在、中央美術協会理事、委員、賞選考員
(日本画) 1962年 愛媛県久万高原町出身 多摩美術大学日本画科在籍中、日本画家加山又造、米谷清和に学ぶ。 大学院修了後オブジェやインス タレーションを制作する院展同人伊藤髟耳との出会いをきっかけに日本画に戻ることに。樹木や花をテーマにして襖絵を描き始める。 その後、コンクールや個展、グループ展などで発表。 現在は日展に所属しながら、美術館、ギャラリーなどと共に、古民家、ホテル、寺社、高齢者施設などの公共スペースなどで生活 に身近な場所での展示をめざしている。 現在 日展会員。
(油彩画) 絵画の可能性を追求しています。言葉では言い表せない抽象的な形態によって絵画 空間を構成しいつまでも見続けることのできる絵を描こうとしています。 1960年甲府市に生まれる 1988年多摩美術大学大学院美術研究科絵画専攻修了 1989-91年ローマ・ベネチアのアカデミアに留学 1995年から個展を中心に作品を発表し、コバヤシ画廊での11回の個展を含め、 16回の個展。その他グループ展に参加。 2018年 FACE展 野口玲一審査員特別賞
(書) 創玄書道会準会員 國際書画連盟準会員 関西扇面芸術協会理事 現代美術家協会会友 漢字師範 仮名師範 成城大学英文学科中退後、 通信制の大学卒業を経て中央大学大学院に進み法学修士修了(刑事訴訟法専攻) その後、書の世界へ古典書道を続ける傍ら、数年前より日本画を習い始めたのが 端緒となり絵の世界へ独学で抽象画なども描く 毎日書道展 佳作賞 / 創玄書道展 秀逸賞 國際書画展 秀作賞 / 現展 優秀賞
(書、生花写真、文) 公益法人日本習字教育財団ドイツ支部代表 ドイツ国立大学デュッセルドルフ書道部顧問 ドイツ惠光寺『歎異抄』講座写経講師 在独25年、「教育・医学・芸術」の関連性を書法研究に生かし、欧州各国の 書法教育の拠点として日本文化支援活動に尽力。その間、龍澤寺松華室師家 後藤榮山老大師に16年に渡りドイツより参禅得度。書法家として、ドイツ国営放 送や欧州文化祭典にて揮毫。 2019年1月・5月・6月には美智子上皇后陛下御歌『この一粒に重みのありて』のドイツ語出版詩集講読会を東京・ケルン・デュッセルドルフにて主催・揮毫。書画制作に加えて、独自の和洋趣向 的な額装軸装表具スタイルで一貫制作手法を貫く。 2021年の日独国交160周年記念国際行事「書と日本の四季」の個展開催・揮毫予定(トーテンドルフ・ ミュンヘングラットバッハ)
(陶芸) 1959 東京生まれ 1988 東京藝術大学大学院壁画研究室終了 1993 山梨県山中湖村にて制作を始める 2001 あすなろ書房『あめふりくまのこ』挿絵 2003 横浜市営マンション ベイサイド新山下壁画 2002・2005 東京銀座〈ギャラリー舫〉個展 2007 名古屋〈ギャラリーエスパス〉個展 以降毎年開催 2010 上野の森美術館 〈写実画壇〉出品 2014年まで会員 2012 栃木県益子〈もえぎ〉個展 以降毎年開催 2012 愛知県三好町〈ギャラリーKei〉個展 以降隔年開催 2016 横浜赤レンガ倉庫〈時のかたち〉展 会員 以降毎年出品 2017 岩手県大船渡〈ガラリエ オハス〉個展 以降毎年開催 2020 山梨県富士河口湖町〈ギャラリークルール〉個展 以降毎年開催
(陶芸) 1967 山梨県富士吉田市出身 1996 東京芸術大学大学院美術研究科陶芸専攻 修了 2006 山中湖村に山中湖陶芸倶楽部設立 2010 おおたき北海道陶芸展「大賞・北海道知事賞」 2011 伝統工芸陶芸部会展「日本工芸会賞」 2012 茶の湯の現代 -用と形- 「奨励賞」(菊池寛実記念 智美術館) 2016 陶美展「奨励賞」 萩大賞展Ⅳ「佳作」 2018 現代茶陶展(土岐市)「TOKI織部奨励賞」 2019 萩大賞展Ⅴ「審査員特別賞」 2020 第60回東日本伝統工芸展鑑査委員
展覧会の様子
旧尋常小学校の建物の窓枠がリズミカルに空間を仕切って、その間から見える外の風景が目に優しく飛び込んできます。木の床の上に襖絵や油絵が佇んでいます。夕方になると窓から差し込む光が、空間を貫いて襖絵や床に切れ目を入れます。作品も風景の一つに溶け込んでゆきます。
また、小学校からその校庭を突ききり古民家へ移動すると、土間の上り口から生花の写真や書が、奥の部屋へと誘ってくれます。
障子を開け放つと、外からの光が美しく畳に落ちて、紡錘形の壺が輝き出されます。
対照的に少し暗い部屋と、黒光する太い梁の空間。部屋の中から外が連続的に繋がり、それは決まり事として外と内を分け隔てていますが、実際に隔てるものは何もありません。縁側に出ると、敷居があるだけで、部屋の中なのか外なのか。そのまま、庭の草木へと繋がっています。
古来より、日本人は自然と繋がって生きてきたんだと実感する瞬間です。
陶芸と書と写真とそれぞれが、古民家の佇まいや庭の草木と呼応して昔からそこにいたかのように息づいています。
この展覧会は ARTS for the future による助成を受けて実施されます。